マラソン大会に颯爽と現れたおじさまは、わたしの命の恩人
ずいぶん前、バンクーバーで行われたScotiabank ハーフマラソンのこと。
その日は6月の太陽がとても暑い日でした。
あの日、私が出会ったのは、一人の素敵なおじさまでした。
10キロくらいまでは、練習の成果もあり、順調。
湿度も低いし、走りやすいのがバンクーバーの気候の特徴。
それでもじょじょに坂道がきつくなり・・
15キロ越えて、17、18キロまで何とか気合いで走ってきました。
ゴールまであと3キロぐらい、気が遠くなり、足が止まりました。
沿道のカナディアンたちが、ゼッケンに書かれた名前を呼んで「○○!Looking Good! Looking Good!」と応援してくれる。
感動しながらも、声が遠くなっていく。
「水、水、水・・・」
この先、給水はない。
歩くのもままならず、自分の中では蛇行しているような感じ。実際は多分保っていました。
そんな時、神様が!
目の前に、颯爽と道に現れたさわやか笑顔の白髪長身のおじさん。
氷水を張った大きな樽に、スポーツドリンクをたくさん冷やしていて、ランナーたちに配ってくれたのです!
そのドリンクのおいしかったこと・・
甘くて、冷たくて、心身に染みわたって・・
ところで、たまに、ひとつのイベント的な感じで、レッドブルを飲んでから走ることがあります。
レッドブルといえば、アルプスの水、砂糖類、のほかに
- カフェイン→人体への刺激作用があり集中力や注意力を高める
- アルギニン→アミノ酸
- ビタミンB群→精神的能力の維持、疲労感の軽減に役立ち、神経系の機能を正常に保つ
を含み、上記のような作用のあるエナジードリンク。
主観ですが、本当にエネルギーがみなぎってきて、多少無理できる気がします。
無理できる「気がする」その気分こそが、レッドブル効果ということなんでしょう。
レッドブルではなかったのですが、おじさんがくれたドリンクで、生き返りました。
命を救ってくれたと言っても過言ではないでしょう。
みんなのどが乾いてたはずなので、きっと一瞬の出来事だったと思います。
でも、あの一瞬で救われた人がいること、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
あの爽やかさは、普段から爽やかな人でないと出せない爽やかさ
だと思うんですよね。
きっとあちこちで、人を幸せにしているんだろう。
コロナ禍で、声援すらできない世の中ですが、私もいつか同じように恩返したい。
そんな思いと一緒に、ほろ苦さも心に残っている、懐かしいカナダの思い出です。
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