2024年40年ぶり 新一万円札の顔、渋沢栄一とは? 縁の地 飛鳥山公園を散策
新一万円札 渋沢栄一ゆかりの地 飛鳥山公園
2021年2月14日から放送されているNHK大河ドラマ『青天を衝け』では、渋沢栄一の生涯について、吉沢亮さん主演で放送されています。
最近、街で、テレビで、大河ドラマで、とあちこちで目にする渋沢栄一氏ですが、どのような方なのでしょうか。
渋沢栄一について
「渋沢栄一(1840~1931年)」は、現代の日本経済に多大なる影響を与えた人物で、第一国立銀行(現在のみずほ銀行)など数多くの企業を設立し、日本の資本主義の父とも呼ばれています。
渋沢栄一は天保11年2月13日(西暦:1840年3月16日)埼玉県深谷市の農家の家に生まれました。徳川慶喜に仕官し、27歳の時には、慶喜の弟昭武に随行し、パリを訪れ欧州諸国の先進国の実情に触れます。帰国後は富岡製糸場設置主任として製糸場設立にも関わります。その後も株式会社組織による企業の創設・育成、第一国立銀行をはじめ、約500もの企業に関わりました。
また同時に約600もの社会公共事業、福祉・教育機関の支援と民間外交にも尽力し、多くの功績を残しました。
何より、自分だけの利益ではなく、日本全体を良くすることに尽力したというのが重要なポイントです。
2024年に、新紙幣一万円札としては40年ぶりにデザインが変わりますが、その新1万円札に登場するのが渋沢栄一、今後福澤諭吉がそうであったと同じように長く人々の目に写るのでしょう。
渋沢史料館・アクセスは「アスカルゴ」で
王子駅の生活道路から一段高地にある飛鳥山公園は、遊具のある広場や、自由に出入りできる都電や蒸気機関車の展示もある、のどかな公園となっています。
駅から飛鳥山公園には階段で歩いて上がることができますが、結構疲れますので、体力に自信のない方は、飛鳥山モノレール(あすかパークレール)を利用することをおすすめします。
JR王子駅中央口改札をおりると乗り場が見えます。無料なのがうれしいですね。
乗車時間2分なのであっという間ですが、高く登っていくワクワク感は十分に得られます。かたつむりに似ているので「アスカルゴ」と呼ばれています。
路面電車も見ることができます。
渋沢氏が邸宅を建てたここ飛鳥山公園には、国の重要文化財に指定された「晩香廬(ばんこうろ)」と「青淵文庫(せいえんぶんこ)」が、当時のままの姿で残っています。
コロナ禍の緊急事態宣言等により、開館時間に変更がありますが、飛鳥山公園にある渋沢史料館ではその生涯を知り、学ぶことができます。
現在は予約が必要なようですのでHPをご確認の上訪れてください。
・新型コロナウイルスの感染を予防するため、当面はオンライン申込による完全予約制とします。
王子駅には漫画で描かれた徳川慶喜、尾高平九郎、渋沢栄一、渋沢喜作が壁一面に。
まとめ
都会でありつつもどこかのどかで観光地の雰囲気を持ち合わせている王子。
山を上がると広い飛鳥山公園、喧騒を忘れて旅行気分を味わう場所として、なかなか心地よいし、東京の中心地からアクセスも抜群。
そして2024年に新一万円札になる、現在の日本に大きく貢献した資本主義の父、渋沢栄一について触れる場所として、訪れてみるのも良いかもしれません。
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