益田ミリさんの世界にどっぷりと「スナック キズツキ」

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ホットココアは、まずココアを鍋で煎る

夜の11時にいそいそと、ホットココアを作り始める。

ココアって、まず、鍋に入れて弱火にかけると、香りが立って美味しくなるらしいのです。

1分ほど、火にかけてまぜまぜした後は、水と牛乳、お砂糖を加えてかき混ぜる。

最初のひと手間のおかげで、すごく美味しいココアが出来ました。

 

一人分: ココア大さじ2, 水大さじ2, 牛乳200ml, 砂糖は好きなだけ。

 

急に作りたくなったのには、ワケがあります。

Amazonプライムビデオで観た「スナック キズツキ」の世界に浸りたくなったからです。

スナック キズツキ

「スナック キズツキ」は、傷ついた人たちが癒やされる、アルコールのない路地裏のレトロなスナック。

昨年、原田知世さん主演で放送されたテレ東の連続ドラマです。

深夜にやっていたみたいですが、知りませんでした。

 

傷ついたお客さんがやってくる、静かなスナック。

傷つけた側の人もまた、どこかで傷ついて、お客さんとしてやってくる。

 

泣き叫ぶほど、怒り狂うほど、傷ついたわけじゃないけど、静かに積もった、モヤモヤ。

心のモヤモヤを言葉にすれば、少しリフレッシュできる。

それを少しだけ手伝ってくれる場所。

帰ればまた普通の日が続いて行くだけ。

だけど、どこかスッキリした表情になって帰っていくみんなの日常は、少し楽になるのかもしれない。

毎回美味しそうなドリンクが出てくるのも楽しみ。

丁寧に淹れたコーヒーをはじめ、ジュース系も普通の作り方とは違っていて、こだわりたっぷり。

「アルコール以外何でも作れる」と言われたら、何注文しますか?

益田ミリさんの世界

損ばかりする自分に嫌気がさしたり、境遇の違いを目の当たりにしたり、人生で最後にお祝いされたのが随分昔だと気付いたり。

日常生活で「なんとなくわかるわ〜」と共感したくなる、絶妙なモヤモヤと繊細な心情を見つけ出すのは、さすが益田ミリさん。

原作は、益田ミリさんの漫画です。

すーちゃんシリーズを読んだ時から、結構好きで、「僕の姉ちゃん」とかも黒木華さん主演でドラマ化されていて、それも面白かったです。

「泣き虫チエコさん」は妻が夫と過ごす毎日を愛おしく思う気持ちが詰め込まれていて、共感できる一方、さすがに繊細すぎやしないかい?と思わないでもないので、あまりガッツリ読みたいとは思わないけど、たまに、気分が合ったら浸かりたくなる世界観があります。

 

これからの季節、ホットココアを作ることもあるかと思いますが、鍋で1分の手間をお忘れなく。

ということで、夜更かしして一気に見終えてしまった金曜の夜でした。

 

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