失敗を失敗で終わらせない。カメラマンのミスと『失敗の科学』
失敗の科学
最近、Prime Readingで無料でいろいろ読んでいます。
図書館も行くけど、汚れがあるとテンション下がってしまうので、無料ダウンロードは何よりありがたい。
その内のひとつ。
「失敗の科学」を読んでる途中。
ミスに対するアプローチについて。
失敗を隠すのか、開示するのか、医療ドラマや刑事ドラマや映画なんかはフィクションではあるけど、きっと現実においても同じように、ミスを隠す傾向にある業界は存在すると思う。
コロナ禍で感じたように、国やマスコミを信じ切ってる人もいるみたいだけど、国だって都合の悪いことはコントロールするし、隠したりする。
当て逃げする芸能人がいて責められたりしてるけど、自分だって当人だったらどうなんだろう。
結構、自信が持てないくらい、動揺する自分が思い浮かぶ。
そんな中、航空業界のミス再発を防ぐ姿勢は素晴らしいと本は伝えている。
徹底的に調べて次のミス、がないように改善する。だからこそ安全な空の旅が実現している。
その話しから、映画館に「ハドソン川の奇跡」を観に行ったことを思い出した。何度も何度も事故の時のシチュエーションを検査し、その時何が起こっていたのかを大勢の人たちが真剣に調査するシーンは印象的だった。
観てない方はぜひ。
そして、本の中で、医師に指摘するのをためらってしまった看護師のエピソードは、自分のことみたいでドキドキした。
「自分が分かるようなことはみんな分かってるでしょう」とか「あんなすごい人がそうしてるんだから理由があるんだろう」とか思って、言葉を呑み込んでしまうことがよくある気がします。
でももし違和感を感じたのなら、口に出すべきだった。
口に出した場合のデメリットは、知ったかぶりしてちょっと恥ずかしいくらいのこと。
少しウザがられるくらいのこと。
自分が大切と思えば、遠慮せずに言わないとと思いました。そのためにも、普段から意見を言える自分でいることが大切かもしれないですね。
世界陸上での失敗シーン
今回の世界陸上でも、あまり見ないようなシーンがありましたね。
男子3000m障害決勝中、カメラマンがトラックに出てしまい、選手たちがそのカメラマンをよけて走るという驚きの出来事。
男子200m予選のスタートと同時に、足元のスタート装置がずれて、カナダの選手がパタンと前に倒れてしまったハプニング。
見てる方は、笑えるくらいの出来事ですが、当事者は笑い事では済まないですもんね。
ミスの原因は明らかにありそうなので、改善策によって再発は防げそう。
失敗とは違うけど、短距離のフライングって、永遠の課題ですね。
今回も、号砲からの反応が計測的に1000分の1秒早いということで、110mハードルの優勝候補のアレンが一発退場になりました。
人間が反応するリアクションとしては、早すぎるということらしい。
でもスローで見ても、まったくフライングに見えない。
さすがにもう少し緩くしてあげて良いんじゃない😲!?
改善に改善を重ねてきた上での現在のルールなので仕方ないんでしょうが・・。
今日は、女子5000mで、スタートラインに立つ前に、号砲が鳴ってしまい、みんなビクッとしていました笑
色々とハプニングはつきものですが、防止できるものは防止して見る側としても安全にお願いしたいですよね!
いつか、タクシーの運転手さんから、なにをどう見られたのか、
「なんだか失敗を恐れてるように見受けられるけど、失敗はたくさんすればするほど良いんだから、試練があれば、ラッキーと思っていたらいいですよ!」
と言われた言葉、今も時々思い出します😌
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ディスカッション
コメント一覧
フライングの失敗はいつも可哀想だよねー。
ぼくは高校の頃、水泳部だったんだけど、もちろん号砲が鳴ってからスタートするんだけど、オンユアマーク・レディ(セット)の後は自分でいつくるかって数えながら待ってるからねー。それがずれることなんてやっぱり普通にあるのに今は1回で失格だもんなー。
あれはちょっと可哀想すぎる、
いくら失敗でも許されるものとそうじゃないものがあるよね。
トラックに出てきたカメラマンは許される失敗じゃないな。
去年だか自転車レースで、テレビに写ろうとプレート出して選手を転倒させたお馬鹿さんと同じような失敗。
転倒はツールドフランスでしたっけ、本当に危険行為でした。
マラソンも沿道の人のマナーに任せてる部分が大きいから、たまに心配になります。誘導もたまにミスしてますしねー
許される失敗で済んで欲しいです。
水泳のスタートも緊張感ありますよね。
無事スタートしたらホッとします。フライング失格はかわいそうすぎる・・